一昨年の写真とコトノハ展に出した写俳です。
(展示作品では、俳句は写真の外でした)
俳句と写真のレイアウトは誌面などではわりと一般的ですが、
それを写俳の表現とすることは、あまり認識されていません。
俳句の世界でこういった写俳の愉しみが広まっていくといいなあ。
写真のなかに俳句をレイアウトするか、
あるいは写真の外に俳句を置くか、しばし議論もされますが、
個人的にはどちらでもよいと思います。
自分ではたとえば展示のとき、
全紙や半切といった大判のときは写真のなかに俳句を入れて、
A4などは俳句を写真の外に、という感じでやっています。
たとえば全紙のような大判写真だと、
別に通常の色紙に俳句では大きさが違いすぎて不自然。
かといって垂れ幕のような大きな短冊もちょっとなあ、と。
A4では写真に俳句を入れると、文字自体が小さく、
また背景に文字をのせるので読みにくくなります。
どなたも柔軟に、自分の好きなようにと思います。
千代紙に命のあれば秋の蝶
ちよがみにいのちのあればあきのてふ